ネットワーク科学は1998年以降に大きく花開いた研究分野です.その頃の状況をまとめて,1冊の本にまとめたのがマーク・ブキャナンの『複雑な世界,単純な法則』です.
この本の中で取り上げられる,2大スーパースターは「スモールワールド」を提唱したダンカン・ワッツと「スケールフリー」を提唱したアルバート・ラズロ・バラバシです.
2人共,研究論文だけでなく,多くの著作を発表しています.
バラバシ教授は数年前に,今後古典となりうるネットワーク科学の教科書と評判の『ネットワーク科学:ひと・もの・ことの関係性をデータから解き明かす新しいアプローチ』を発表しています(英語版はWeb上で全文フリーで読め,美しいグラフが楽しめます.日本語版は京都大学ネットワーク社会研究会が翻訳しています).
バラバシ教授は大学生,大学院生に向けた教科書だけでなく,一般社会人に向けた本も何冊か執筆され,その中の一冊が,今回,私が取り上げる『ザ・フォーミュラ 科学が解き明かした「成功の普遍的法則」』です.
この本がその他の成功本と大きく異なる点はネットワーク科学の第一人者が成功の法則に対し,科学的研究(再現可能なメカニズム)としてアプローチして発見した点です.
私はこの成功の普遍的法則をリッチクラブで表される航空機産業に参入し,成功していく方法に適用してみました.では,具体的にはどう適用するのかについては,次回以降のブログで説明していく予定です.
次のブログまで待てない.早く知りたいという方は,以下のお問い合わせにてご連絡ください.
コメント