航空機産業への新規参入ー成功の普遍的法則(その5)

航空機製造

お待たせ致しました。
成功の普遍的法則を「航空機産業への参入及び成功」に適用するとどうなるかの「その5」です。
成功の第五の法則は
「不屈の精神があれば、成功はいつでもやってくる。」
です。

バラバシ教授は科学者の例、マクドナルドの創業者レイ・クロック、ネルソン・マンデラ元南アフリカ共和国大統領の例をあげ、人生の後半に成功を掴んだことから「不屈の精神」を導きましたが、もう一つの共通点も見つけました。それは、次の式で表されます。
 S=Qr
 ここで、Sは成功を、
 Qはアイデアをかたちにする能力を、
 rはランダム(多様)なアイデアを意味します。

例えば、iphoneです。スティーブ・ジョブズの非凡なアイデア(r)とアイデアをかたちにするアップル技術者の素晴らしい能力(Q)が組み合わさって誕生した傑作です。
この式を成功の第三の法則の適応度の獲得に活かすのです。
以前のブログで「航空機産業に新規参入するには自社が優位となる技術を獲得する」必要があると書きました。まさに、ここに、上記の式が活きてきます。

自社が優位となる技術を獲得するには、多様なアイデアをだし、そのアイデアをかたちにしていくことが不可欠です。アップルリサ、NeXT、G4キューブ、モバイルミーはスティーブ・ジョブズの失敗作の墓場で眠っている。やはり、多くのアイデアをだし、そのアイデアをかたちにしていくことを不屈の精神で取り組めば、成功をつかめるということです。

これで、成功の普遍的法則に関する連載は終了します。バラバシ教授の成功の普遍的法則はネットワーク科学でのデータの分析から導き出されたものですので、例外はあれども、法則性が確認できることは間違いないと考えます。
しかし、それを航空機産業への参入に適用検討したのは、全く私個人の考えですので、勘違い、的外れなど多々あったかもしれません。
そこは、ブログを読まれた皆様方で考えて、修正して、活用していただけたらと思います。

次回からは、新たなシリーズを始めます。ご期待くださいませ。

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