航空機産業への新規参入-成功の普遍的法則(その4)

航空機製造
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お待たせ致しました。
成功の普遍的法則を「航空機産業への参入及び成功」に適用するとどうなるかの「その4」です。
成功の第四の法則は
「チームの成功にはバランスと多様性が不可欠だが、功績を認められるのはひとりだけだ」
です。

バラバシ教授はジャズ(マイルス・デイビス「カインド・オブ・ブルー」)、ミュージカル、銀行のコールセンターなどを例に挙げ、効果的なチームづくりのための、次のふたつの要素を明らかにしました。
「成功するチームにはバランスと多様性が必要だ」
「そのいっぽう、リーダーがかけてもならない」
すなわち、
「リーダーを信頼して、そのまわりに専門的で多様な支援体制を築くこと」
が最大の効果をあげることができるということです。
ここで、バランスの意味するところは、メンバーどうしが親密過ぎてもいけないし、疎遠過ぎてもいけないという絶妙なバランスのことです。
また、サッカーやバスケットボールのプロスポーツでのスター選手が多すぎる場合の悪影響を例に挙げ、リーダーが多すぎてもうまくいかないことを明らかにしました。

一方、バラバシ教授はイーロン・マスクのテスラ社、スティーブ・ジョブズのアップル社を例に挙げ、裏でせっせと仕事に励んだ人は世間に知られることもなく、成功物語の陰で忘れ去られると指摘し、そこから、「功績を認められるのはひとりだけだ」と導いています。
そして、功績を認められたい者は積極的に奪い取りにいかなければならないと提言しています。

ちなみに、テスラ社の最高技術責任者(CTO)をご存知でしょうか?
私は、あるネット記事から、テスラ社の共同創業者であり、2003年から2019年までCTOだったのは、ジェービー・ストローベル氏であることを知りました。どのような記事かといいますとストローベル氏がスタートアップ企業「レッドウッド・マテリアルズ」を創業し、アマゾン社から資金を獲得したとのニュースでした。レッドウッド・マテリアルズ社は、古いスマートフォンなどからリチウム、コバルト、ニッケルを抽出し、EV用のバッテリーに再利用する事業を展開しています。

ストローベル氏はイーロン・マスクの陰から、積極的に飛び出し、功績を奪い取りにいったと言えると思います。

ここまでで、説明が少し長くなりましたので、この成功の第四の法則を航空機産業に適用するとどのようになるかにつきましては、次回のブログでご紹介いたします。

次のブログまで待てない。早く知りたいという方は,以下のお問い合わせにてご連絡ください。

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